良い映画です、ですがちょっと惜しい
他の方のレビューは見終わった後に読んでもあまりピンとこなかったが、アクション満載の派手な映画を期待して観ると肩透かしを喰らうのは確かにそうだと思います。
主役が今やすっかりアクション俳優づいているリーアムニーソンですが本来は演技派です、全体的な雰囲気は地味ですが、緊迫感やホラーテイストな雰囲気が素晴らしい。
とくに最初の狼の襲撃後はとにかく画面の余白部分に目が行きっぱなし「あの奥に見える黒い物体は何?」「暗闇で何か動いてる?」など何も起きてない間も絶え間なく緊張を強いられる。
ラストシーンに皆さん不満なようですが、個人的にはあれで良いと思ってます、最強の敵を前にして奮い起つその瞬間がいままで負け続けてきた彼の勝利の瞬間なのであれで良いのです。
ともあれ、ちょっと中途半端なところもきになる作品ではありますが随所に見どころの多い映画でした、一人でじっくり観るとまた印象も違うと思います。