アメリカンスニャイパー

PLANET OF THE APES 猿の惑星のアメリカンスニャイパーのレビュー・感想・評価

PLANET OF THE APES 猿の惑星(2001年製作の映画)
3.6
猿の惑星 なにするものぞ なにするものぞ

エンターテイメント性には富んでいる一方、人種間対立、戦争非難、支配逆転、霊長差別など旧シリーズのテーマだったはずのものが大幅に薄味になっている。つまらなくはないが、世間の評価が低いのも頷ける。あまりティム・バートン感が無かったのも珍しい。

キャスト陣といえば、ゴリラの隊長役のマイケル・クラーク・ダンカンがハマり役!身長のデカさといい、哀しげな目元といい、ピッタリの役だったことが高得点!英国の反逆児ティム・ロス演じるチンパンジーのセード将軍も悪さ極まる目力で好印象!今までのエイプに無いアクロバティックジャンプが観られます!それにお父さんが元テイラー船長!常連ボナムの猿顔も可愛い!やはり進歩により特殊メイクは歴代シリーズでもなかなかリアル。やけに猿顔なマーク・ウォルバーグを起用したのは偶然じゃないはず。

オチはとっても『トワイライト・ゾーン』的。でも本作はオリジナルの原作通りなのでどうしょうもないのだが。となるとこれを観ている観客もエイプだった...という事になってしまうのだが...(怖)

シリーズを観ていつも思うのは、可哀想なのは人でも猿でもなく、“馬”なんじゃないか?絶対「いまにみていろ霊長類め!」って思ってるはずw