「祈りの幕が下りるとき」が神がかってたからこちらも見てみたけど、うーん…
東野圭吾曰く新参者シリーズ最高傑作らしいが…
なんかものすごく言い方悪いんだけど、起こってる事件の規模の割に背景だけ掘り下げ過ぎじゃね？って思っちゃった。まるで遺留捜査を見ているようだった。
まあ人が二人も死んでて規模も何もないんだが…
祈りの幕と同じく様々な人間の側面を描いている深いヒューマンドラマだったから単に登場人物の境遇に共感できるか否かだったのかな。(どちらの代表テーマも自分にもある側面の一つではありましたが)
一番興味があった施設育ちの二人の話が思ったよりあっけなかったのがね。
事件自体も本当にあっけない。
いや想いとかいいから救急車呼べよって思った。あんたが死んだら悲しむ人がいるってことを考えろ！ これじゃ自己満足だ。
あと映画とかドラマとか見てていっつも思うんだけど、妊娠してたのに相手の男性が亡くなって一人じゃどう考えても育てられないから堕ろすって話になったときに、刑事やら何やらがその男性の死ぬ前の感動エピソードを聞かせて説得するって展開よく見るけどいい加減それ止めません？って思う。正直。
そんなんで思い直すわけあるかいってのもあるし、まあ実際思い直すことはあるのかもしれんが、一番大変なのはその映画が終わった後の産んでからだよねって思う。
なんか綺麗なとこだけ見せて感動させようとしてくるのってズルい。
とか言って劇場版昼顔のラストでは感動しちゃった私ですが笑
今作は感動しなくて昼顔には感動したのにはちゃんとした理由があるのですがめちゃくちゃ細かい差なのでそこんところはご容赦ください笑
