最高殊勲夫人の作品情報・感想・評価

「最高殊勲夫人」に投稿された感想・評価

ユタ

ユタの感想・評価

3.9

このレビューはネタバレを含みます

3兄弟、3姉妹の1番目同士、2番目同士が結婚し、1番目の姉が3番目同士をくっつけようと策略を立てるが、2人はそれに逆らおうとする…という話。

三女、杏子役の若尾文子が素晴らしく可愛い。


1番目の姉、桃子役の丹阿弥谷津子も良くて、
「キチガ○だけが成功すんのよ、この世の中では」って台詞が痛快だった。


終盤の写真撮るあのシーンが好き。
いろんな人が書いてるけどジャケ写結婚式でマネしたい。

落とし所も明るくて、気軽に楽しめ、元気をもらえる作品。
ジャケ写見て気になった人は見て損はないと思う。

昨日より今日、今日より明日という感じで未来に希望しかない時代の日本の活力というか、生命力みたいなものが登場人物たちにみなぎっていて、
「日本もこういう良い時代があったんだなあ…」と羨ましくなったりもした。
面白かった!若尾文子と川口浩が共演しているだけでニヤニヤしてしまいます。増村保造監督にしては爽やかな作品でした。当時の若者たちの恋を生き生きと描いたロマンチックコメディーです。お互いのお兄さんお姉さんが結婚して残された三男と三女が恋の紆余曲折を繰り広げます。現代の日本の若者たちよりよっぽどリア充で楽しそうだなと思いました。家の中に居ても小説を読むぐらいしか楽しみがなかった時代だろうし仕事帰りにはみんながみんな寄り道をしたりしてフットワークが軽いです。寒いと出不精になってしまうので見習わなくてはと思います。
「三原三郎と野々宮杏子が金輪際結婚しないように、乾杯!」

野々宮家と三原家のきょうだい同士の恋愛結婚が二度も繰り返される。どうせならトリプル結婚をと狙う長女の企てで、今度は末っ子の三郎と杏子が引き合いに出される。
しかし当事者二人はたまったもんじゃないと同盟を組み、絶対に結婚しないことを誓い合うが…。


いやぁ、素晴らしいね。めっちゃニコニコした。ほんと最高です。

時代なのかわからないけど、男も女もみんな積極的で潔くて可愛らしくて、とてもよかった。

ロカビリー喫茶で告白するシーンが好きすぎて何回も観ちゃった。

昼休みに会社の屋上でみんなでバレーボールしたりするのいいな。古き良き日本の風習って感じ。復活してほしい〜。

もし自分が結婚できるなら、このキュートすぎるパッケージをオマージュした写真を撮って家に飾りたいと強く思いました!(笑)
楽しい明るい若尾文子良い
恭平君

恭平君の感想・評価

3.7
どこを切り取っても登場人物が明るい。50年以上も前にこんなにポップでキュートなラブコメが日本で作られていた事に驚きです。ぶっ飛んだ書道を見学する場面、耳を塞ぎながらとんかつ食べてる場面、そしてパッケージにもなっている二人のアップ。全部ほっこりしました。
若尾文子が若くて、綺麗だった。テンポのある会話、嫌みのないストーリー展開、登場する女性たちが、みんな明るくて積極的なので、とても小気味が良かった。
いい歳した男と女が中学生のように恋でキャッキャしているのは、結婚が人生の最大のイベントだったこの時代らしくて、可愛くって羨ましい。
洋食屋で牛乳をこぼしながらサンドイッチを頬張る若尾文子の飾らないわんぱく少女感に萌えが止まりませんでした。見習いたい。
ろ

ろの感想・評価

5.0

「優越感に幸せを求めるのは、人間の悲しい本能さ」

好きだ~好きだな~。
増村さんの映画は敬遠していたのですが、これはめちゃくちゃ楽しいラブコメ!
登場人物全員がものすごいサッパリしていて、切り替えが早い。振られた10秒後にはほかの人と結婚を決めちゃうあたり、もう幸せすぎませんか。

全編ジャズが流れるカッコよさ、モダンな構図、粋なセリフ。
そしてなんといっても脇役を存分に活かす脚本が素晴らしい!!!
特に船越英二さんの使われ方が絶妙すぎて、ますます好きになりました。
芸者にアッサリ見捨てられる英二さん、妻に怒られ「ヒステリーだよ…」とそっと布団を被る英二さん、最高。そして「キチガイだけが成功すんのよ、この世の中では」と返す奥さんも強すぎ、最高。


三兄弟と三姉妹のうち、次男&次女が結婚をする。
それも長男&長女に続く結婚で、次は三番目同士が結婚するのではないかとウワサされる。
三原商事の社長である長男、そしてその妻の長女は三男の三郎と三女の杏子をくっつけるため、策を練る。しかし、それに気付いた二人は密かに同盟を結ぶのだ。「絶対に姉の作戦通りにはさせない!」


家事手伝いをしていた杏子は、恋人探しを兼ねて三原商事に入社。姉同様、社長秘書として働く。
すると、美しい杏子に独身男性一同ときめき!
中でも二人の男性が言い寄り、杏子の父に「僕たち、娘さんのお婿候補です!」と宣言するほど。

そんなとき、ある女性社員が杏子に言う。
「あなたに言い寄る○○さんのこと、わたしずっと前から好きなの」
杏子は応援したくなり、その女性と男性を呼び出して食堂へ。
その男性はビールを3本飲むとキスがしたくなり、4本飲むと女性に触れたくなり、5本飲むとホテルに行きたくなるという。じゃあ6本飲んだら結婚したくなるんじゃない!?ということで机には6本のビールが用意される。ビールの栓を栓抜きでカツカツと叩く。男は少し考え込んでから「よし、注いでくれ」。この潔さ、男らしさがハンパない。


杏子に言い寄った男性一人が北海道に転勤させられることに。
それも長女の策略だった。
杏子は「もうあの人と結婚して一緒に北海道に行くわ!」と言う。

バーの対面に座る三郎と杏子。
「本当に結婚するのかい?」
「するわよ!」
「あの人のどこが好きなんだい?」
「なんとなくよ!」
「なんとなくで結婚するのかい?」

三郎は独り言のようにつぶやく。
「本当は好きだったんだけど、結婚したかったんだけどな」

さぁ、二人の将来は…?



「いつまでも最高殊勲夫人にさせておかないわ。来年は私よ!ホームラン打つわ。うまくコーチしてね!」
「オッケイ!庶民的なホームランをね!」
ykk

ykkの感想・評価

3.8
この時代の日本映画で こんなにキュートな映画が他にあったかしら、と思いました。意地っ張りな2人が可愛い。
若尾文子
三原商事の社長・一郎と結婚している長女、専務・二郎と結婚している次女は、三女・杏子と三原家三兄弟の三男・三原三郎を結婚させようと画策する。勝手に進められる結婚話に腹を立てた杏子は結婚しないと宣言したが、いつしか互いを意識するようになり…。
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