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エニイ・ギブン・サンデーのEDDIEのレビュー・感想・評価

エニイ・ギブン・サンデー(1999年製作の映画)
4.7
“闘いの日曜日、勝つ日もあれば負ける日もある”
最高に熱いスポーツ映画の一つ。名言製造機コーチトニーをアル・パチーノ、オーナーのキャメロン・ディアスや新人選手ジェイミー・フォックスとの対立構造で作品を盛り立てる。164分の濃密なドラマ、オチまで最高。

〈感想〉
マイアミ・シャークスという架空のNFLチームを軸に展開するスポーツエンターテイメント。
オーナーのクリスティーナをキャメロン・ディアスが演じ、終始悪役側を徹底。
一方、アル・パチーノ演じる主人公のトニー・ダマトは前オーナーのクリスティーナの父の頃からチームを率いるコーチ。
彼なりの勝利の哲学を持っており、フロントに対してもチームメンバーに対しても彼は強気に戦います。実績があるから自信を持っているわけですね。

そこに加わってくるのがチームの新人選手QBのウィリー。ジェイミー・フォックスが演じますが、これまた生意気な新人です。
一度甘い蜜を味わったことにより、天狗になるヤツの典型。彼の存在が良い意味でも悪い意味でもチームに大きな影響を与えるわけです。

もともとはチームに長年貢献してきた精神的支柱のQBがいて、そんなキャップをデニス・クエイドが演じています。
主要キャラ全員が一癖あって、脇役も個性的。
なによりも本作はアメフトの試合の描写が凄まじいです。自宅のテレビでも痛々しいほどに激しいシーンは肌で感じるほど。
この映画は是非とも映画館で再上映していただきたいほとです。まぁ日本ではアメフト自体の人気がさほどでもないので難しい気もしますが…。

それにしてもトニーとウィリーはちょっぴり対立しちゃうんですけど、そんな折にジェイミー・フォックス(ウィリー)に向かって「クソ出っ歯」は笑いましたwww

〈キャスト〉
トニー・ダマト(アル・パチーノ)
クリスティーナ・パグニアーチ(キャメロン・ディアス)
ジャック“キャップ”ルーニー(デニス・クエイド)
ウィリー・ビーメン(ジェイミー・フォックス)
ハーヴェイ・マンドレイク(ジェームズ・ウッズ)
オリー・パワーズ(マシュー・モディーン)
コミッショナー(チャールトン・ヘストン)
マーガレット・パグニアーチ(アン=マーグレット)
ジュリアン・ワシントン(LL・クール・J )
モンテズマ・モンロー(ジム・ブラウン)
マンディ・マーフィー(エリザベス・バークレー)
ニック・クロージャー(アーロン・エッカート)
シンディ・ルーニー(ローレン・ホリー)
タッグ(オリバー・ストーン)
ジャック・ローズ(ジョン・C・マッギンリー)
ルーサー“シャーク”ラヴェイ(ローレンス・テイラー)
パトリック“マッドマン”ケリー(アンドリュー・ブリニアースキー)

※2022年自宅鑑賞181本目
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