「僕たちは勝ったんだ、勝ったんだ！」
序盤の盛り上がりは文句なしで最高❗️
フードコートで何やら特殊な力を使う男が出てきて、取り押さえられたなぁと思っていたら
場面が切り替わり公開形式の超能力テスト場面に…
どういう状況なんだこれはと戸惑っていると
すぐさまあの部分の爆発シーン
これはインパクト十分でしょ
そして展開は超能力者同士の追いかけっこにシフトしていく
この怒涛の胸熱展開には心躍る
ここからどんなサイキックバトルが行われるのか？？
う〜〜ん、思っていたのと違う…
勢いのある始まりから一転して鈍重な中盤
迫力のある攻防もなく、静か〜〜に物語が進む
エンタメにぎゅっと寄せた作品でもないというわけで超能力を持ってしまったがゆえに社会に適合できない登場人物たちの悲哀を感じる
そういうのも分かるけど、あんなあからさまな念能力を最初に見せられたら期待しちゃうじゃない
そのテイストだったら能力自体抑え気味でも良いんじゃないかと思ってしまう
浮き上がる血管
ビジュアル好きだなぁ
『エクソシスト』の特殊メイクを手掛けているディック・スミスさんが本作も担当されているそうで、やはりというか個人的に大好物な表現を施してくれている
2人の最終決戦はそんなメイクの"気持ちいい"気持ち悪さがあって目が離せない
セリフ説明過多
『ブルード』の時もそうだったけど、後半のセリフ説明で全体像の種明かしをしていく
言葉だけじゃなくてこの辺りはもうちょっとビジュアル的な見せ方をしてくれても良いのに
特にこの映画は大きな真相があるので、1人の人物のセリフだけで片付けて欲しくなかったなと思った
ともあれ、クローネンバーグ監督作品2本立てめちゃくちゃ良かった❗️
他作品もチェックしないとなぁ
切れ切れにしか観ていない『ザ ・フライ』も再鑑賞したい
