クローネンバーグが超能力者たちの対決を描くとこうなった!『X-MEN』や『ファンタスティック・フォー』など定番の超能力映画とは雰囲気がまったく異なり、終始不気味かつ淡々としています。
使用する超能力も地味だけど凶悪。この超能力は本作ではほとんど生身の人間に向けられ、クライマックスの超能力者同士の対決で初めて直接ぶつかり合います。この話運びがクライマックスをより際立たせていると思います。このシーンで放たれる超能力はやっぱり超地味なんです。なんだけど、今まで使ってきたこの地味超能力で戦うとこんなことになるんだという感動もあるし、熱い!結果、超カッコいいんです。
ジャック・ニコルソンに激似の黒幕もなかなか良い味出してました。顔面で魅せる破壊力は本家に負けていません!