約40年前の作品のリストア版を鑑賞。
やはり60~70年代のオカルト映画は、近年のホラーやスリラー映画には無い、独特の雰囲気があり良い。
古典ならではのリアリティが楽しめる。
スキャナーと呼ばれる超能力者の話だが、とても低予算で作られたとは思えないほどの秀作!
この作品の一番の見どころは、やはりレボックがスキャンによって、相手の頭部を血しぶきを飛び散らせながら内側から破裂させるという残虐でグロいシーン!
この後も敵をスキャンしまくって、頭を吹っ飛ばしまくるのかと思いきやそうでもないのが残念。。
個人的には、ばんばん吹っ飛ばして欲しかった。
CGの無い時代にスキャンされて変化していく人間の姿を、緻密に克明に描き出している。
それによって怖さと神秘的な美しい映像が見ている人を魅了する。
また効果音も素晴らしい。
映像美をより立体的に印象づけるのに貢献していて、超能力シーンでは、思わず見ているこっちも頭が痛くなってくる。。
ラスト、ベイルをスキャンして己の身体に取り込もうとするレボックとの間で壮絶なスキャン対決が展開されるのも見もの。
それとスキャナーのダリル・レボック役のマイケル・アイアンサイドは、ジャック・ニコルソンに似すぎている!
途中で登場する、スキャナーのピアスが作成している芸術品が凄い世界観で良い!
エンドロールも凝ってる!