わこつ

スキャナーズのわこつのレビュー・感想・評価

スキャナーズ(1981年製作の映画)
4.0
シナプスの異常で他人の脳を操作できるようになった超能力テロリストが現れ、同じ脳操作系の超能力者をそいつにぶつけて世界を救おうとする話。
序盤から強烈な人体破損描写。80年公開の作品なためCGなどはなく、顔が崩れていくシーンなどグロテスクな演出も全て素晴らしい特殊メイクで製作されておりなかなか見応えがある。
車がCD屋に突っ込むシーンも本当に突っ込ませてるわけだし、CGがまだ発達してない時代ならではの様々な創意工夫や苦労が垣間見えてとても楽しい。
同じような能力のキャラ達がバトルしてるけど監督やカメラマンの絶妙なセンスのおかげで飽きない。
キャラの能力の詳細がよくわからないし脚本は少し端折りまくってるのが透けて見えたけど大筋のストーリーはなかなか熱いものがあったし、40年前の作品ながら古さをそこまで感じさせない作品。傑作。
ジャンルはホラーとなってるけど、今で言うとSFスリラー映画って感じではホラー要素は皆無に近い。
このオチで2や3もあるらしいのでどんなもんか観てみます
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