masayaan

暗黒街の顔役のmasayaanのレビュー・感想・評価

暗黒街の顔役(1932年製作の映画)
4.4
ギャング映画、三大古典の一つ。ひとりのギャングの、暗黒街における成り上がりと転落、というのは今となってはよくある題材だが、そこに食い込んでくる不協和音のような「近親相姦」というイメージがいいアクセントに。ヘイズ・コードの影響もあり、犯罪の美化、ギャングの英雄視といった批判に先回りし、銃規制というアメリカがずーっと先送りにして来ている問題を社会に問う、というポーズを取っている。
masayaan

masayaan