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暗黒街の顔役のShoのレビュー・感想・評価

暗黒街の顔役(1932年製作の映画)
4.0
高校生の頃に観た、ブライアン・デ・パルマ×アル・パチーノのギャング映画の傑作スカーフェイス。

元ネタがあると知ってから、苦節?25年でようやく鑑賞。

コイツぁ、面白い!!!

巨匠ハワードホークス監督。

トニーモンタナじゃなくて、こちらは頬に十字のキズがあるトニーカモンテ。

警官バッジで火をつけるナメた態度。
実の母親にまで一切信用されていないトニー。
おまけに妹大好きシスコンチンピラ。

シスコンでもパチーノ版トニー同様、やることなすことメチャクチャ。

報復にきたオハラ一派が一斉射撃をしてくるシーンは緊張感漂うのに、笑ってしまった…(´∀`)
あんな場面でも、この機関銃があれば!!
なんて息巻くイカれたトニーと、アタマが悪いにも程がある秘書?のアンジェロのアンバランスさ。

あそこ、笑うシーンですよね??

笑うと言えば、全くかわいくないポピーにひたすら熱を上げるトニー。
口説いてくるトニーに「あんたなんかに興味ないゎ」と言わんばかりに高飛車につっけんどんな態度をとるポピー。
かわいくもないのに。
なのに結局ナビくんか~ぃ✋

なんと言ってもシスコンっぷりがとどまるところを知らないトニー。
自分は好き放題暴れ散らかしているクセに、妹のチェスカにはやたら厳しい。

妹を想うからこそと言ってしまえばそれまでですが、度が過ぎていてキモ笑い
( ̄∇ ̄)
最たるシーンは、クライマックスでしょう。
右腕リナルドすら…。

そして、ラストシーン。
シスコントニーの嬉々たるカオ(❁ᴗ͈ˬᴗ͈)⁾⁾⁾

パチーノ版トニーの伝説的名言、
「Say hello to my little friend!」
は、残念ながら聞けませんでしたが、

全てが終わったあとの看板広告
「世界はあなたのもの」
↑↑↑見事な演出。

演出と言えば、
冒頭、口笛吹きながら迫ってくるハット姿のシルエット
機関銃連射してカレンダーめくる演出
など、細かい演出が上手い作品でもありました。

断っておきますが、このハイクオリティで1932年作品。素晴らしい👏
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