暗黒街の顔役の作品情報・感想・評価

「暗黒街の顔役」に投稿された感想・評価

masayaan

masayaanの感想・評価

4.4
ギャング映画、三大古典の一つ。ひとりのギャングの、暗黒街における成り上がりと転落、というのは今となってはよくある題材だが、そこに食い込んでくる不協和音のような「近親相姦」というイメージがいいアクセントに。ヘイズ・コードの影響もあり、犯罪の美化、ギャングの英雄視といった批判に先回りし、銃規制というアメリカがずーっと先送りにして来ている問題を社会に問う、というポーズを取っている。
1930年代のイタリア系ギャングの仁義なき争いを描いたギャング映画の古典。ギャングがマシンガンを撃ちまくり、街のいたる場所で人が死にまくる激しい暴力映画。ポール・ムニが初めてマシンガンを撃った時の煙とヒャッハーな顔に注目。女は金髪の愛人よりブルネットの妹の方がいい。ギャングは夜の路上でバッタリ倒れてナンボ。
2017.10.7 DVD(字幕)
じゅんP

じゅんPの感想・評価

4.6
銃声が語る、語る。
見せずに描くの極致。

「スカーフェイス」が持つ衝撃の多くが既にここにあって、この濃密さで90分台ってのもちょっと神がかってる。
Santa

Santaの感想・評価

5.0
制作されたのが1932ねんという驚異🎉🎉🎉💣🎉五つ星以外はあり得ません🎉
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〖暗黒街の顔役〗
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マフィア嫌いだというハワード・ホークスが作り上げた傑作。
コッポラの「ゴッドファーザー」に大きな影響を与え、デ・パルマにリメイク版「スカーフェイス」を作らしめた名作。

いやほんと面白かった。
面白かったというよりも、この時代の作品はほんとに映画の教科書だ。
今ではありふれた演出、カット、マクガフィンが、この時代の作品があってこそ生まれたものだと思うと観るたびに感嘆のため息がもれてしまう。

殺害シーンが洒落ている、この時代にこのセンスとはたいへん恐れ入る。
物語の引き金となるマフィアのドンが殺されるシーン。
ギャング抗争の報復で警官のふりしてギャングたちを壁伝いに横並びにさせて乱射して殺すシーン、の、影の使い方。

この時代、映倫が厳しくて殺すシーンは今の映画ほど生々しくは描写できないものの、間接的ながらじゅうぶんにリアルで、心象描写がうまい。

とくに言及したいのはなんといってもトニーがポピーに見せる看板の使い方で、あれはほんとうまい。ああいう演出は、今もよく使われてる気がします。

元よりマフィア嫌い、ストーリー導入の時点でかなり挑戦的な一文を挟み、作中には一般市民とマスコミとのやりとりがありますが、この内容こそハワード・ホークスのメッセージであるように思う、でも、この人ほんと魅力的にマフィアやギャングを撮るし、テンポよく展開も楽しい。社会的メッセージを含んでいようが含んでいまいが、ストレートに楽しめる作品で間違いないと思う。

アル・パチーノのラストに愛が溢れそうなくらい好きなので、こちらのラストは物足りなく感じたけれど(時代的に仕方ない)このシーンはぜひ撮りたくなるなと納得する。
そして書いていて思ったけど、殺人シーンを直接映さない描写は映倫対策かと思ったが、このラストシーンをより際立たせるためではなかったか。

ジーノのシーンは泣ける。イケメンだし。

もしもこれからご覧になる方いらっしゃったら、ぜひ〖X〗に注目していただきたい。監督の意図が伺えます。
ROY

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4.3
1930年の末、ハワード・ヒューズはアル・カポネをモデルにしたギャング映画の製作を思い立ち、カポネの物語を近親相姦や残忍な悪行で名高い中世イタリアのボルジア家風に味付けした。この着想が気に入ったヘクトは11日間で脚本を書き上げた。
残酷極まりないこのギャングですが、最後に警察に包囲されて助けを求めるシーンがあるが、そこにギャングのボスの哀れが出ている。
図書館にて。ゴッドファーザーを一気に詰め込んだ内容。銃撃でめくられるカレンダー。孤独に死ぬ。市民ケーンと同じだ。
shatoshan

shatoshanの感想・評価

4.5
影とかボウリングのピンとか凄く洒落てるけど最後カロリー高い
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