大学の授業で鑑賞。
邦題が良い!
冷たいのに温かい、良い映画だった。
『音楽』
登場人物たちの心情の変化、彼らを取り巻く状況の変化など、あらゆる所を音楽で巧みに表現していて、それがとても心に沁みた。
やっぱり知識のある人(今回で言えば教授)の解説を聴きながら観ると、自分では知らない、より深いとこまで分かってとても良い映画体験だった。
1つ1つの何気ない描写や台詞に対する、アメリカの社会的背景を交えた解説はとても考えさせられるものがあって。
プライベートで観ていたらきっと、移民問題を交えたウォルターの物語だと思ってしまっただろうけど、色んな解説のおかげで、人間ドラマというより移民問題について撮りたかったんだと知る事が出来て良かった。(もちろん正解はないが私はそのように感じた)
出会って数日の他人にあそこまでしてあげる時点で十分心の温かい人なのに、「あなたはクールな人ね」なんて、、と思ってしまったけど。
とにかく、あらゆる対比が本当に見事。
ラストシーンも印象的だったな…
もう一度自分の部屋でじっくり観たい。