バルバワ

ロンゲスト・ヤードのバルバワのレビュー・感想・評価

ロンゲスト・ヤード(1974年製作の映画)
4.3
仕事に育児にあつ森に大忙しな私は通勤時間を利用してこっそりAmazon Primeを鑑賞する隠れアマプラン活動を始めました。最初はタブレットで映画を観ることに抵抗はありましたが、今ではまったく気にならなくなりました。

それでは早速隠れアマプラン鉄の三ヶ条いってみようと思います。

隠れアマプラン鉄の三ヶ条

其の一、通勤時間に鑑賞すべし

其の二、通信制限には注意すべし

其の三、歩きスマホはするべからず

…以上を遵守し、こっそりと映画館解禁に向けて映画欲を高めていく、それが隠れアマプランだッ!

いやぁ…いいな~いいな~野蛮っていいな~♪

あらすじは囚人VS看守によるアメフトバトル!…的な感じです。

【人格者がいない潔さ】
とにかくご立派なことを言うキャラクターが出てこないのが素敵です。主人公にしたって冒頭から何の罪もない女性に暴力をふるって飲酒運転で暴走するという絵に描いたようなダメ男。まあ、大半が囚人とそれをいじめる看守だから当然っちゃ当然ですが。

【スポーツの素晴らしさ】
そんなダメな奴らがのアメフトをやるってんだから、その理由も"ムカつく看守をブッ飛ばしてえ"という一点に集約しており説教くさい台詞がいっさいありません。肝心の試合にしたってルールなんて在って無いようなスポーツマンシップの欠片もない試合運びで、負傷者のオンパレードでしたが…観終わってみると「スポーツっていいなぁ」と体育会系ノリが嫌いなモヤシっ子が思ったわけですよ。
だって、ダーティ極まりない試合の中でダメ人間達が仲間を想い、看守チームも下に見ていた囚人チームを対等に見ていくということが説明台詞ではなく、さりげない仕草や表情、ちょっとした台詞で表現されます。
スポーツは差別や偏見の垣根を超えるということをまざまざと実感致しました。

【最後に】
あとは便利屋が大人気ホームドラマ《フルハウス》のジェシーとジョーイの上司で家庭の事情には干渉しないマラテスタさんだったり、今作の悪役のラストカットが『アベンジャーズ エンドゲーム』のサノスのラストカットと同じだったりとか色々ありましたが、鑑賞後AmazonでDVDをポチるくらい大好きな作品になりました!
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