るい

男はつらいよ 葛飾立志篇のるいのレビュー・感想・評価

男はつらいよ 葛飾立志篇(1975年製作の映画)
4.0
16作目
今回は倍賞さんの歌がかなり印象的な西部劇みたいな夢、人殺しのタイガーキッド(笑)
他人の空豆よにウケた。
カップルがからむ待ってましたのオープニング。桜田淳子がとらやを探してて、道を聞いたお巡りさん、ちゃっかり10作目でお千代坊に恋してた東大教授、岡倉くんを演じてた米倉さんだよ、どっかで見たことあるなぁって、前作にも海賊タイガーの夢のシーン出てたみたいで、気づかなかったな(笑)っで寅さん目当てでとらやをたずねきたのだが、山形からきた彼女は寅さんが端金と手紙を毎年のようにくれて、寅さんが実の父なのではないかと思ったからだと、うわさをすればのタイミングで寅さん帰還。問い詰めると、15.6年まえにお雪さんという人と知り合っていたと、そのお雪さんが亡くなったと伝えに来たそんなしんみりするシーンに、ようこそここへクッククックっと桜田淳子繋がりでわたしの青い鳥を口ずさむお巡り、なんか入れるタイミング間違ってるような…んで、みんなが、優しくしてくれるその光景が微笑ましくもありすごい良かった。その夜タコ社長、博らと寅さんとお雪さんが出会った話を聞く、寒河江で行き倒れた寅さんを救ってくれたという恩があったと、良い話だな。
そのあと毎度のことながら寅さんが説教して調子乗ってタコ社長とおいちゃんとケンカからの出て行く。
山形でカバンの叩き売りをする寅さん。
一方とらやは、御前様の紹介で下宿人が来る。っで寅さんはお雪さんの墓参りに、そこであった住職にお雪さんは学がないばかりに不幸な目に遭っていた話を聞く。寅さんも同様学がないからと、住職は己を知るという40の手習いを寅さんに言い聞かすと、さっそく寅さん学問に励むとさくらに連絡してくる。しかも葛飾に帰ってきてると、なーんか論点ズレてんだよな寅さん、そうじゃない気が、んでしれーっとマドンナとファーストコンタクト、考古学を親孝行とか日本昔話と勘違いする寅さん最高。とにかく賢いんだかバカなんだか、寅さんのズレっぷりが面白かった。
やたらお巡りからんでくるな(笑)寅さんは頭がいいやつ=眼鏡かけてるというクソ単純な理由で眼鏡を買って着けるとそのつもりマンに変身、アホ丸出しの姿は葛飾中に知れ渡り、陰で笑い者にされてしまう。正直何がしたいか分かってない寅さんウケる。結局そうなりますか、マドンナが先生になると、僕歴史好きだな(笑)帳簿見たってお兄ちゃんいつも暇じゃないがまたウケた。勉強始めるとなるとみんなからお祝い貰って、おいちゃんの出来の悪い子供が入学するみたいだよに爆笑、結局初日から勉強になってないものマドンナとはいい感じに毎度のパターンですな。小林桂樹さん登場、役名が田所教授って、思いっきし日本沈没で小林桂樹さんが演じた主人公の地震学者と同名とは、狙ったな、凄みがないユーモアで丸い性格ってイメージが無かったから珍しいな、案外今回の恋敵かな、田所教授…なぜか考古学チームがタコ社長の印刷屋と草野球、そのあと宴会、介抱するマドンナ、そして田所教授からのラブレターあぁもうこうきたら、寅さんジ・エンドだきっと、学生服姿で文房具を叩き売ってる寅さんに爆笑、最高、そして寅さん地獄ショー?久々のタコ社長のクソタイミングがウケたも、寅さんは寂しそうにスルー、学がなくて彼女にかける言葉が思い浮かばない悔しさを胸に旅に出る。オチが田所教授のが地獄ショーじゃないか。まさか振られるとは。寅さん勘違い。こういうパターンもあるのね。でも最後まで観たら今作ってロマンスっぽいことがなかったような…ちょっと意外な一作、勘違いコンビは仲良く旅へ
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