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男はつらいよ 葛飾立志篇のぐのレビュー・感想・評価

男はつらいよ 葛飾立志篇(1975年製作の映画)
3.0
第16作。
なんというか2本立てなのか?という印象。前半の桜田淳子が娘?という話と、いつものマドンナパートとで大きく関連性がなく、うまく広げればそれぞれで1作品ずつ用立てられた印象がある。

特に後半の先生は強烈なインパクトがあり、かなり滑稽に描かれていて良い。過去作の准教授から警官役への転身も要素としては強く、変に目立つがキャラごとのアンサンブルさがあり、その象徴としての草野球。
そのためか、焦点を当てるべき寅さんという主役が前半からしりすぼみに印象が薄くなり、学生服のコスプレやメガネなどの通常と違う様相で、なんとか存在感をアピールしていたようにも感じた。
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