洋画好きのえび

天使にラブ・ソングを…の洋画好きのえびのレビュー・感想・評価

天使にラブ・ソングを…(1992年製作の映画)
4.5
金ローでやっていたので鑑賞。やっぱり何度観ても楽しくなれる傑作ですね!好き過ぎてサントラ持ってます。

ネバダ州リノのナイトクラブで歌う歌手デロリスが、敬虔なシスターが集う修道院を変えていく様子をコミカルに描いた作品。コメディシーンが面白いのはもちろん、作中で聖歌隊が歌う賛美歌やポップスのアレンジがとても良い!!思わず一緒に歌いたくなる。デロリスが冒頭のナイトクラブで歌う曲の何曲かをアレンジして教会でも歌っているのですが、歌詞に出てくる"he:彼"を、修道院で歌う時には"he:神"に置き換えて歌っていて、歌詞のアレンジも上手いな〜と感動しました。
デロリスの明るくてあけすけで懐の広いおっかさん的なキャラクターがとても魅力的だし、修道院のシスターたちもみんな個性的で、彼らのやり取りを聞いているだけで面白い。特にシスター・メアリー・パトリックの天然な感じと、聖歌隊の伴奏担当の可愛いおばあちゃんシスター・アルマの一挙一動に何度も笑わされた(補聴器!!とか)。マギー・スミス演じるお硬い院長がヘリのパイロットを追い詰めるシーンも爆笑もの。あと、「やっぱり尼さんは撃てねえよ…」とか(笑)

公開から20年近く経ってもコメディの名作として愛され続ける本当に良い作品です。