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陽のあたる場所のmasahitotenmaのレビュー・感想・評価

陽のあたる場所(1951年製作の映画)
3.9
原作は、実際の事件をモデルにセオドア・ドライサーが発表した小説「アメリカの悲劇」で、ジョセフ・フォン・スタンバーグ監督の「アメリカの悲劇」(31年製作)につぎ、ジョージ・スティーヴンス監督が再映画化。
小説では、貧しい青年が女性を踏み台にして"陽の当たる場所"へ這い上がろうとして破滅に至る悲劇が社会的視点で書かれているが、スティーヴンス監督は若者の悲劇的な恋物語として描いている。
原題:A Place in the Sun (1951)

貧しい家庭で育った青年ジョージ・イーストマン(モンゴメリー・クリフト)は、富裕な叔父の工場で働くことになり、同じ職場のアリス(シェリー・ウィンタースと)と恋仲になる。
しかし、富豪の令嬢で社交界の華、アンジェラ(エリザベス・テイラー)と出会い、愛し合うようになる。
やがて、妊娠し結婚を迫るアリスが邪魔になり、彼女を殺そうと湖に連れ出す…。

「僕は世界一の幸せ者だ。
2番目よ。1番は私」

「会った時から好きだった、もしかしたら会う前から好きだったかも」(I love you. I've loved you since the first moment I saw you. I guess maybe I've even loved you before I saw you.)

「私たち、さようならを言うために出会ったのね」

モンゴメリー・クリフトとエリザベス・テイラー、シェリー・ウィンタースの主演3人とも好演。
当時19才のリズはこの頃が1番美しい。モンティとのラブ・シーンのカメラにも注目。
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