インド映画が、日本で本格的に紹介されるきっかけとなった作品。
シャー・ルク・カーンのサクセスコメディ!
大卒のラジューは、建築技師になろうと都会へ。しかし、就職難で一向に仕事は決まらない。恋人のコネでようやく就職することになるが...。
この俳優さんの作品を見るのは初めてでしたが、古き良きインド映画を味わえました。
昔の作品らしく、ノーテンキでミュージカルてんこ盛り!
配信なのに画質がボヤけてたのが残念。
マイケル・J・フォックス『摩天楼はバラ色に』を彷彿させました。ラジューは、口八丁手八丁な人物で、どんどん出世していきます。やがて悪い大人たちの口車に乗って、贈賄したり、先輩たちに恨まれて...という展開。
日本のロスジェネ世代を描いた作品だと、悲惨過ぎて、映画化できないと思う。笑
他の方もレビューされてましたが、90年代織田裕二が主演したドラマ『お金がない!』に展開が似てました。
♬オ〜バ〜ザトラァ〜ブ〜ル〜♬
思わず、織田裕二の主題歌が脳裏によぎりました。笑 シャー・ルク・カーンは、日本でもインドの織田裕二と呼ばれてたみたい!爆笑
どちらかというと、トレンディドラマと言うよりは、日本で言えば高度経済成長期に作られた作品っぽい!植木等の無責任男とか。
本当にこのバチバチの昭和感よ...。
ミュージカルの最中、背景が「絵」だったりと、不意打ちの「全員集合」感もありました。笑
終盤は結構壮絶な展開になります。
ただ、物語の割にはとにかく長すぎるね!インド映画レビューは、毎回同じこと言ってるけど。笑
でも、インド映画ブームの全ての原点だと思うし、インド映画ファンは必見!