こぼちゃん

スペース カウボーイのこぼちゃんのレビュー・感想・評価

スペース カウボーイ(2000年製作の映画)
3.9
監督・制作 クリント・イーストウッド。70才。

ソ連の古い衛星を修理する為に、4人の引退した老年パイロットらが宇宙に旅立つ。

主演はクリント・イーストウッド、共演はトミー・リー・ジョーンズ、ドナルド・サザーランド、ジェームズ・ガーナーほか。

1958年、アメリカ空軍のX-15テストパイロットチーム・ダイダロスは、アメリカ初の宇宙飛行士になるはずだった。しかし、直前になってアメリカ政府はダイダロス計画を中止。新設されたNASAが選んだのはチンパンジーだった(マーキュリー計画)。彼らは宇宙へ行く夢を諦め、技術者として勤務し、やがて退役した。

計画中止から40年余。妻バーバラ(バーバラ・バブコック)と郊外の一軒家でのんびりと暮らしていたダイダロスのメンバー、フランク(クリント・イーストウッド)にNASAから突然協力依頼が来る。衛星軌道上で旧ソ連によって作られ、ソ連崩壊後のロシアで引き続いて使われている通信衛星「アイコン」が故障。ロシアと協力して修理を行うことになったNASAが調査した処、かつてアメリカが作った宇宙ステーション「スカイラブ」と同じシステムが使われていたことが判明。しかし、システム自体が古いため設計に関わった者の多くが既に死亡している中、修理できるのは数少ない生き残りであるフランクだけだった。なぜ自分の設計が旧ソ連の通信衛星に使われていたのか疑問に思ったフランクだったが、今もNASAに留まって出世コースを歩んでいたかつての上官・ガーソン(ジェームズ・クロムウェル)と交渉し、チーム・ダイダロスの宇宙行きを約束させる。

設計に関わったフランク、曲芸パイロットのホーク(トミー・リー・ジョーンズ)、ジェットコスター技師のジェリー(ドナルド・サザーランド)、牧師になったタンク(ジェームズ・ガーナー)に白羽の矢が立った。

★研修中、若手がベテランに健康ドリンクを差し入れ、ベテランは若手にベビー・フードを差し入れする😁😁。

★上官のガーソンとロシアのヴォストフ将軍は、ある重大な秘密を隠していた。後半、スリリングなことが山盛り。四人の友情、男の美学、恋人や家族愛が良かった✨✨。

★命をとして大事故を回避しようとする老若のヒーロー、地上でもアポロ13号のように必死で支援や祈りをする。口ばかりのお偉方とは違い、地球でも月でも英雄の足跡を残した🚀🚀。

主題歌 フランク・シナトラ
『フライ・ミー・トゥー・ザ・ムーン』
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