MURANO

大アマゾンの半魚人のMURANOのレビュー・感想・評価

大アマゾンの半魚人(1954年製作の映画)
3.9
ギレルモ・デル・トロ監督が子供の頃に観て、『シェイプ・オブ・ウォーター』の元ネタにもなったということで!

当時の技術的な限界もあるからか、お話自体は至ってシンプル。もっと発展させられたのでは?と今だとどうしても感じてしまいますね(そもそも上映時間も短い)。

ただ、半魚人が泳ぐ水中の描写はモノクロならではの陰影が活かされ、美しく静かな緊迫感を放っています。

半魚人のビジュアルも、毳毳しいけど愛着が沸くので、『キングコング』と同様、人間よりも半魚人に肩入れしちゃう。

とにかく、半魚人を見た目含めてキャラ立ちさせ、恐怖も悲哀も介在させてるだけで、モンスター映画の古典として価値アリ。ギレルモ少年が魅了されるのも納得(笑)

1954年製作で『ゴジラ』とは同じ年。そこにも何か、不思議な縁を感じちゃいますね。
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