smithmouse

ギャングスター・ナンバー1のsmithmouseのレビュー・感想・評価

4.2
テーラーメイドのスーツでキメて、「このギャングスターには夢がある。」ってな感じで目指すは玉座の黄金体験。

「俺はスーパーマンだ。」
主人公の持ち前の度胸と機転と狂気で暗黒街の顔役フレディの元での成り上がりと下剋上の姿、その後が30年後の自身のナレーションで語られる。

イギリス版「スカーフェイス」みたいな作りだけどギラギラしたポール・ベタニーがアル・パチーノ並の無茶苦茶なカッコ良さ。
手足が長いからスーツ姿が映えるし、あらゆる表情が意味を含んで怖い位キマってる。
しかも、最初から破格のカリスマと暴力性を持ち合わせてる事がビシビシ伝わり、他の幹部とは一線を画すオーラを感じさせる。
また、ナレーションに併せて演技をしてるからより一層不気味。

しかし、そんなカリスマの哀れすぎる老後まで描ききる残酷仕様なんで「悪=カッコイイ」では終わらない。
カッコ良くても悪は最後には滅びるんだね。
と思ったらあれ・・・。
老後はあのマルコム・マクダウェルが演じてる。結局最後までモノホンのワルですやん。

ギラつく「ワル」と「王殺し」のカタルシス、その後の空疎な感じがなんとも渋い「World is Mine」な映画。