「ユートピアというものを真剣に考えれば考えるほど、それはディストピアに近くなる」
トレインスポッティング好きとしてはこの年代のダニーボイル監督の作品にはエネルギーを感じて刺さるんだけど本作はそこまで合わなかった。
作風はどこか淡白で爽やかでありながら楽園の不気味さが良いコントラストになってる。
メッセージ性もしっかりとあって本筋からズレてはない。でもありきたりなストーリーを大仰しく語るから斬新さが無く素直に「面白い!」とは感じられなかった。
ひょっとしたら閉鎖的なコミュニティという点で共通してる「ミッドサマー」を先に観たのがいけなかったのかもしれない。変に既視感がね。