【あの日の思い出レビュー】
特大ヒット作『タイタニック』のレオナルド・ディカプリオ、
大ヒット作『トレインスポッティング』のダニー・ボイル監督。
当時ノリノリだった二人がタッグを組んで、怖いものなしの話題作だったが、興行成績的には失敗に終わった本作。
本作がきっかけとなってロケ地となったピピ島に観光客が殺到、環境破壊となってしまったことでも有名。
薄暗いタイの路地裏、怪しげな雰囲気と非日常な刺激を求める若い旅行客たち
幻のビーチでの夢の楽園生活
徐々に明らかになる楽園の裏
裏と表は一体だという現実
集団生活の中で重篤患者を巡る意見の相違が生まれるシーン(病院へ連れて行く、看病する、見捨てる等)は印象的。
現実への不満と、"今いる場所以外"での漠然とした希望を持って海外に旅立つ若者に観てほしい作品。
あと、
"サエナイ君"、"モテナイ君"、"ウソツキ"君、"コワレル君"を演じるレオが観られる作品。
個人的には好みの作品。