Ricola

邂逅(めぐりあい)のRicolaのレビュー・感想・評価

邂逅(めぐりあい)(1939年製作の映画)
4.0
王道の展開のラブストーリー。
それだけに留まらないこの映画の魅力は、やはり名優の演技なのかもしれない。

ケイリー・グラント×デボラ・カーの「めぐり逢い」がこの作品のリメイクだそう。

船上でのロマンチックな出会いから始まり、旅が終わってからもまた会う約束をする。だけど何度もすれ違い、そしてめぐり逢うのである。

携帯電話がない時代だからこそ成立する話だというのがロマンがあるというか。

すれ違い思い違うのだけど、相手のことが好きだから信じ続けるという姿勢が健気で泣ける。

やっぱりシャルル・ボワイエが好きだと確信した。役どころもあるけれどとてもかっこよかった。

ヒロインは飄々とした女性(アイリーン・ダン)で、お似合いの2人だった。

テンポがほど良く、心理描写もわかりやすくてずっと引き込まれていた。
Ricola

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