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愛が微笑む時のlunastarflightのネタバレレビュー・内容・結末

愛が微笑む時(1993年製作の映画)
4.2

このレビューはネタバレを含みます

舞台は1950年代のサンフランシスコ。
そこにたまたまバスに乗り合わせたハリソン、ペニー、ジュリア、マイロは悲惨なバス転落事故で死んでしまうが、4人にはまだこの世に未練があり、幽霊となって1人の赤ちゃんに取り憑くことになる。
赤ちゃんの名前はトーマス(ロバート・ダウニー・Jr)。しかし、4人が見える状態だとトーマスの成長に良くないんじゃないかと考えた4人は、しばらくトーマスの目につかないように過ごす。
十数年後トーマスはやり手の銀行マンになっていたが、再び4人が現れ大事な会議のときなどにそのうちの1人がトーマスの身体を乗っ取りハチャメチャに行動したりする。
そんな折、4人の前に天国へのお迎えのバスが現れるようになる。4人はトーマスの体に入って、やり残したことを次々に実現していき、満足げにバスに乗り込んでいくのだった。
しかし、最後の1人ジュリアのかつての恋人を訪ねるもすでに亡くなっていた。そんなジュリアはトーマスと彼の恋人のアンの仲を取り持つことに意欲を見せる。そしてジュリアもバスに乗り込んで去っていく。
ジュリアの思いもあって、トーマスはアンに自分の気持ちを素直に伝えて、トーマスとアンの恋は成就する。

ファンタジックなラブコメみたいな映画ですが、この世に未練を残した死者が誰かの身体を借りて思いを果たすというあまり観ないタッチの映画。
隠れた良作だと思いますし、観終わった後に心が温かくなる作品だと思いました。
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