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パンドラの匣のsoのレビュー・感想・評価

パンドラの匣(2009年製作の映画)
2.5
原作を読んだ直後に鑑賞。

原作の醍醐味である澄んだ透明感は失われているものの、セットや衣装によって「健康道場」の雰囲気はとてもうまく表現されている。

また、ところどころに施された筋書きのアレンジも大胆で、物語をよりドラマチックにしている。

映画を観たことによって、逆に、原作の太宰の心理描写のすごさに気づかされた。数秒の出来事の間に起きる、人物の繊細な心理の変化はとても映画では表現しつくせない。
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