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ブルー・ストリークのshino438のレビュー・感想・評価

ブルー・ストリーク(1999年製作の映画)
3.0
子供らと観るためにひさびさに「ブルーストリーク」90年台最後のコメディアクション。マーティン・ローレンスがノリノリの楽しい映画。

90年代のアクション映画といえば、「ザ・ロック(96年)」とか「ヒート(95年)」とか「フェイスオフ(97年)」とか「逃亡者(93年)」なんている今から観ると「あーもう10年くらいするとリメイクされそーだな」なんていう傑作揃いの年なんですが、そういう年代には必ず「なんか流れで観たけど傑作かと言われればそーでもないんだけど、なんか余韻残るし好きなんだよねー」という小品が数多くあるのです。本作もそんな映画で、実際ネットフリックスでタイトル見るまで忘れてた映画。今回久々に観たけど、なかなか楽しい映画ですよ。

で、今見直してみるとバックでかかる音楽が結構過剰(音がでかい割には印象に残らない)で、「あーあの時代の映画ってこんなだったっけ」とシミジミ。ウィルソン兄弟の弟ルーク・ウィルソンが「チャーリーズ・エンジェル」と同じような役回りで好演。実は犯罪者だから犯罪にやけに詳しい偽刑事のローレンスと、真面目すぎてドジばかりのルーク・ウィルソンの迷コンビっていうのは刑事モノでは定番で、コンビの凸凹な感じがこの手の映画のキモなんだけど、本作はそれなりに成功している感じ。最後のメキシコ国境での二人の会話も最初に観たときは「上手いなー」って思ったっけ。

設定の雰囲気は「ビバリーヒルズ・コップ」に似てる感じなんだけど、どっち進めるかとなると当然「ビバリー〜」を勧めてしまう訳で(こないだ観たら1作目が良かった!)要はそんな感じのゆるい映画ですが、観たらそこそこ満足できますよって映画です。ネットフリックスで観られるので興味のある方はぜひぜひ。

そういえば出演者の中に「ザ・ロック」に続いて渋い刑事役のウィリアム・フォーサイスが出てましたね。最近見ませんね。彼がニコラス・ケイジに言う「訓練して体に叩き込んだ事は必ず思い出す」みたいな名台詞は今でのよく思い出しますよ。
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