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キャラメルのxyzのレビュー・感想・評価

キャラメル(2007年製作の映画)
3.4
レバノンの首都ベイルートにある小さなヘアエステサロン。そこで働く女性たちや、やってくる女性客にスポットを当てた女性賛歌の物語。レバノンを舞台にした作品は何度か観た覚えがありますが、レバノン製作の映画って初めてかもしれません。

アラビア語とフランス語が入り混じっていて異国情緒たっぷり。表面上は明るく見える彼女たちもみんな何かしらの悩みを抱え、それを吐き出せずにいる。中東版セックスアンドザシティと何処かで見かけましたが、華やかな世界とはかけ離れた痛くて辛くて力強いエネルギッシュな作品でした。ペドロ・アルモドバル監督が描く女性像に近いなという印象。

タイトルの”キャラメル”はレモン汁と砂糖、水を煮詰めた飴状のもので、中東では主に無駄毛処理に使われるそうな。もちろん食べれますし、劇中でも出来立てのキャラメルを頬張りながら客の無駄毛を抜いていました。