LEONkei

キャラメルのLEONkeiのレビュー・感想・評価

キャラメル(2007年製作の映画)
3.0
我を忘れ甘くトロ〜ンとした恋も、時には歯がゆく切ない塩っけ混じりの涙で頬を濡らす。

熱く加熱された粘り気のあるキャラメルのように、火傷して初めて気づき目が覚めるのも恋。

ベイルートの小さなヘアエステサロンで働く3人の独身女性と、その周辺に絡む人々の物語。

お洒落は単なる外見的な視覚効果を表現するものではなく、ココロを揺れ動かす魔法のような特別なものでもある。

それは世代によって表現手法は変わっても、何歳になっても自分を彩りたい気持ちは変わらない。

お洒落に無頓着で興味もない人も世の中にはいるが、それは少し損をしているんじゃないかと自分は思う。

何故なら人間に感情がある限り、生きていれば誰もがココロの浮き沈みは必ずある。

その気持ちを抑制したり発散したり解放する力が、自己表現でココロに癒しとパワーを与えるのがお洒落(ファッション)とも言える。

街のウインドウに自分が写る姿を見て、微笑むような気持ちは自己満足だとしても素敵なことじゃないか。



アラブ人が考案したと言われるキャラメルもさすが発祥の地、食べるだけでなくベイルートのサロンでの必須アイテムだったと初めて知った映画でも有りました..★,
LEONkei

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