ミルトン

惑星ソラリスのミルトンのレビュー・感想・評価

惑星ソラリス(1972年製作の映画)
3.4
水に覆われた未知の惑星「ソラリス」の謎を解明するためにステーションに旅立つ男の物語。

まず初めにとにかく長い。正直すごく苦痛だった。二部編成の退屈な本編を観ていて正直前半パートで観るのも嫌になってたんだけど、結末でこりゃ恐ろしいと思った。

「2001年宇宙の旅」のような‪未体験の映像描写や異星人の登場するようなSF作品のイメージとはひと味違う作品。主人公の私情が軸に進む物語ではあるけれど是非結末まで見届けてほしい。

「もしこれが現実に起きたら…」という頭で想像した時に感じる脅威のようなものがジワジワと襲ってくる余韻。一味センスの効いた立派なSF映画でした。めっちゃゾクゾクする。ただし長い。
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