あいはら

惑星ソラリスのあいはらのネタバレレビュー・内容・結末

惑星ソラリス(1972年製作の映画)
4.8

このレビューはネタバレを含みます

新文芸坐オールナイト「夏の夜のタルコフスキー」1本目。ずっと誰かが借りていて観られなかった惑星ソラリス。何にでもなれるが、何にもなれない、惑星ソラリスの海。なぜなら人の記憶の一部を物質化し複製することで、何にでもなるから。そんなソラリスの海の苦悩が他人事とは思えなかった、、なぜ人はオリジナリティを希求するのだろうか。それも種の存続のためなのかもしれない。生き残るために、数多くの選択肢に分散するようになっている。(極端だけど、右に行ったら絶滅。左に行ったら存続で、全員右に行ってしまったら絶滅してしまう。だから存続のためには分散が必要。)そんなことを考えていたら、オリジナリティなんか求めないでぼけ〜っと生きたくなってきた。けどそれも結局のところ手のひらの上な気がしている。
あいはら

あいはら