Kaori

長屋紳士録のKaoriのレビュー・感想・評価

長屋紳士録(1947年製作の映画)
5.0
疲れた時こそ観たくなる小津作品。

癒しを通り越して、小津作品で一番の号泣です。


子供を拾うとか棄てる とか今の時代、信じられない内容にもかかわらず、絶妙な雰囲気で漂う全体ののんびり感に癒されつつ、笑わせられます。

初めは厳しくて嫌味なおばちゃんなのに
気付いたら服についた汚れをほろってやったり段々、坊やの事好きになってく。

近づきすぎない距離感がすごく好き。

ラストの涙の理由には、大感動。

笠智衆演じる 田代さん 2回も拾って来てとんでもないおじさん!
なのに、やっぱり人相が良いから素敵な紳士だなぁ〜

自分の事だけを考えて生きるのは虚しい事ですよね。

上手に言葉に出来ない自分がもどかしい!
Kaori

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