OKADICKリム

長屋紳士録のOKADICKリムのレビュー・感想・評価

長屋紳士録(1947年製作の映画)
3.8
長屋で暮らしているおたねは親とはぐれた少年の面倒をみることに。
初めは嫌々だったおたねだったが、次第に心を開き、子供を持つことの喜びを知って行くのだった。

小津安二郎作品は「好きか?」と聞かれたら「普通」と答えるレベルでしか観たことないんですが、こりゃたまげた面白い!
戦後2年目でも日本人って意外と生活できてんだなぁと。

そしてベタなのに泣かされる話運び。
西郷隆盛の後ろ姿とおたねの後ろ姿が重なるラストカットの素晴らしさよ…!

ちなみに結構笑えたのが、
おたねが少年のことを気に入って、犬が尻尾を振ることに例える場面で

きく女「あなたのは太くて長いの。土佐だからね。ブルも少し混じってるわね」
おたね「冗談じゃないわよ。ぶつよ!」
といってるおたね役の飯田蝶子がめっちゃ犬顔なところ。
OKADICKリム

OKADICKリム