FukiIkeda

鏡の女たちのFukiIkedaのレビュー・感想・評価

鏡の女たち(2002年製作の映画)
3.5
独特。24年前に子供を産み残し、失踪した娘をさがしている未亡人。
娘が見つかったかと思えば、その女は過去の記憶がなく、名前も変わっている。失踪した娘の母子手帳をその女が持っていたことで、娘の可能性があるというだけであった。しかし、肝心な本人には全く記憶がない。母が見つかったという知らせを受け、アメリカから呼び戻された孫娘。
広島の病院での記憶のみが急に蘇った娘らしき女の言葉で、未亡人は娘だと確信する。たまたま同じタイミングで現れたテレビ局の女との出逢いなど、いろいろ重なり、広島の原爆がもたらした出会いと別れと真実を描いていく。被爆二世であることの世間体などが隠れたテーマ。
FukiIkeda

FukiIkeda