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セルピコのKKのレビュー・感想・評価

セルピコ(1973年製作の映画)
4.2
賄賂が常態化し腐敗しきっている警察の中でアルパチーノ演じるセルピコが、ただ1人正義のために立ち向かう。

この映画が実話を基にしていることに驚き。警察の賄賂、怠慢こんな時代があったことは全く知らなかった。
その中で立ち上がるセルピコの姿はまさに「孤軍奮闘」という言葉が相応しい。
賄賂を受け取らないことで他の警官からは疎まれ、孤立していく。上司に相談しても上司が腐っている。明らかな忖度がある。
誰を信じればいいのかも分からず、しまいには命さえ狙われる危険さえもでてくる。
警察の同僚に命を狙われるって有り得ない。

事件が明らかになっていく中で、それでも警察はしらを切る。絶対におかしい。

でもこれ、今の日本でもあるんじゃね?
某大学のアメフトの問題とか、政治とか、第三者が見れば明らかにおかしいことなのに、当事者たちは何か隠そうとするような意思を感じる。なんか似てると思った。

映画自体にはそんなに派手さはないが、何故か引き込まれる映画だった。
1つ感じたのは、アルパチーノ演じるセルピコがあまりに人間臭い、リアルに感じた。正義感はあっても、死にたくは無いし、周りから追い詰められて1人で戦うことは辛いし苦しんでる。その苦しさからか、段々と飼っている動物が増えていく。セルピコの心の逃げ場だったのかもしれない。