まっつん

ヤング・ゼネレーションのまっつんのレビュー・感想・評価

ヤング・ゼネレーション(1979年製作の映画)
4.0
高校を出ても大学にも行かず就職もせず、「イタリアかぶれ病」にかかって自転車乗ってぶらぶらしてる青年を描いた本作。

青春の痛々しさをビンビンに感じる映画でしたね。何かにかぶれて熱中するということは客観的に見ると痛いんだという事を改めて分かったような。しかし、痛々しく見えるほど好きな物があるという事は羨ましいしこんないい事は無いなとも思いましたね。すかして中立にいようとする嫌な奴(若干自分に身に覚えがある...)でいるぐらいなら痛々しいほうが良いです笑。

そうやって観てるとあの「かぶれてたものはとんだ幻想だった...」感たるや。「あちゃー...」っていうね笑。

また浪人経験者の自分としてはこの四人の気持ちは痛いほど分かる笑。大学生が羨ましくて仕方ないんだけどそれを認めると負けたような気持ちになるのでちょっと突っ張ったりしている。非常に身につまされましたな笑。

クライマックスは大変アガる展開で最高でしたね!ギリギリまでボンクラだった連中もこの瞬間めちゃくちゃ頑張ったんだ!!そういう瞬間があれば人間は大丈夫なんじゃないかと思いました。