ティーンエイジャーの仲良し男子四人組の青春記。
セックス・ドラッグス&ロックンロールとは無縁、青春の蹉跌も比較的軽度。
おバカに笑いを狙ったりしてもいないし、文系や体育会系に片寄っていたりもしない中道の魅力に溢れています。
それでいて「普通じゃん」と斬り捨てられるレベルではなく、中程で輝かせることができるピーター・イエーツの腕が効いています。
ヤング・ジェネレーションではなくヤング・ゼネレーションとした邦題も本作の気取らないところをよく表しています。
アメリカのカラッとした空気に何故かイタリアの風が少し似合う青春ストーリーでした。