このレビューはネタバレを含みます
もしここに実際いたら、しょっぱなでわたし死ぬなって思いました。
牧師、すごい。みんな、すごい。
ああいう緊急時こそ人間の真の姿が現われるってほんとだと思います。
わたしだったら、多い集団のほうに残るし、オレンジのセーターの女が泳げないって言った時点で切り捨てるし。絶対自分のこと優先しちゃうと思うんです。家族ならまだしも赤の他人ですから。
でも牧師は違った。最期、めちゃくちゃかっこよかったです。死んでしまうとは思わなかったけど、後は頼んだって言って潔く炎の中に落ちていった牧師の姿に感動しました。彼こそ性善説の証明です。
バックドラフトのように、一番いい人が死んでしまうような映画はあまり好きではないのですが、このポセイドンアドベンチャーではいい死に方をしたなと素直に思えました。
まあタワーリングインフェルノのほうが大好きなんですけどね。この違いはなんなのでしょう?やはりわたしはヒーローには生きて帰ってきてほしいのでしょうか。