たまに妙に見たくなる映画は多々あれど、今の自分の気分的に《たまに見返したくなる映画》シリーズは、この作品「ポセイドン・アドベンチャー｣
ご存知、パニック映画の金字塔とも言われている。映画で、昔、BSでやってたのをたまたま見た時の衝撃たるや、｢おもしれえええ！｣の一言に尽きる作品であり。
まだCGがない時代、このとき特有の元祖的な演出や設定や人間ドラマはクセになるほど好きである(笑) そして、わざわざCGがない時代のかわりに上下逆さまになった船内のセットを作ってしまうという、これ又この時代特有の無駄にお金がかかっているという(笑)しかし。これがまた味を出し映画の世界観と絶妙なバランスが相成ってパニック映画の基礎と呼ばれるほどのものであるから、最初にやったもん勝ちとはよく言ったもだ！
作品自体の完成度の高さと、追い詰められた時の人間の性など見事に映し出しており、何回見てもハラハラし、特にツリーのシーンと、老夫婦の奥さんのシーンは特に印象的であり。水のパニック映画を見たので、今度は逆に火のパニック作品の｢タワーリング・インフェルノ｣を見たくなってしまった！本当、この時代の映画は元祖的な圧倒的なパワーがあって、素晴らしい作品で、何回見ても飽きないものである。
今の時代もしCGなしで同じような作品を作ったとしたら、逆にお金がかかり過ぎてしまい駄作になりそうな感じもするな、やはり時代、時代にあった作品というものはあるんだろうな…。
