あーさん

花嫁の父のあーさんのレビュー・感想・評価

花嫁の父(1950年製作の映画)
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6月だからジューンブライド♪
ということで、たまたまTVを点けたらやってたシリーズ!

レビューというか個人的なとりとめのない文章なので、お暇な方は、どうぞ読んでやって下さい。

所謂、結婚する娘のお父さん目線のドラマ。

少し前までこういう作品は観ることができなかった。
父が亡くなって、あと少しで一年。
早いなぁ、、と思う。

父の闘病を通して亡くなる前に和解できたとはいえ長い間父に対してわだかまりがあった私は、結婚の時も素直になれず、"お世話になりました"の一言を結局言わずに結婚してしまった、と今でも時々後悔することがある。(亡くなる前に、感謝の気持ちを手紙を書いたけれど…)

今作を観ていると、結婚していく娘を想う父親の切なさや淋しさ、どれだけ注いでも注ぎきれない愛情の深さに、、改めて涙が溢れる。

コミカルなシーンも、シリアスなシーンも、私と父の歴史をなぞるように思えて観ている間ずっと涙目。。

最近新型コロナウイルスが少し落ち着いてきたからか、身の回りで'近々子どもが結婚する'という知り合いの方が増えた。
籍はもう入れてあるんだけど、実はもう一緒に住んでいるのだけど、コロナ禍の影響で式がまだで、、そんなケースが多い。
今は結婚も随分変わったみたいで、
仲人さんは無しで結納もしないんだと言う。
えーっと、メモメモ_φ(・_・
息子しかいないウチは、結婚に夢も希望も何もなく、ただある日突然"結婚するから"と言われそうだな…なんて思っているのだけれど、取り返しのつかない粗相はしたくないので、知人の話を参考にとにかく自分は控えめでありたいと思う。
そう、結婚式の主役は当事者の二人、特に女性がメインなのだから、二人で決めたことを尊重して私達は控えめに。。

そんなことを思いながら、楽しく、そして懐かしく観た。

結婚式でバージンロードを歩くシーンでは、父も緊張したのかな?夫の姿を見ると、サッと私が手を離して夫の方に行ってしまったと後で話していたっけ。。
前日の悪夢、、あれは最悪だ!!笑

沢山の人に囲まれて当日は家族とはあまり話す時間もなかったかも、とか思い出すと、本当に結婚式あるあるで、、

小さなことに一喜一憂し、新しい生活に踏み出すのが楽しみでもあり、不安でもある。
そんな若い二人の門出を、見守る親の気持ち。。

本来主役ではない花嫁の父の怒り、悲しみ、喜び、淋しさ、、悲喜交々がここぞとばかりに描かれていて、これを観たら父はどう言ったのかなぁ。
もう話すことはできないけれど、もう一度父と話すことができたなら。。

エリザベス・テイラー、ジョーン・ベネット親娘の美しさ、スペンサー・トレイシーのダンディなのにお茶目な父親ぶりが楽しめるとても素敵な一品。

娘のいるお父さんは、泣くこと必至❗️
そして、ほっこり心温まります。。
あーさん

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