桔梗F

お父さんのバックドロップの桔梗Fのレビュー・感想・評価

お父さんのバックドロップ(2004年製作の映画)
4.6
母親が他界し、父親と素直に向き合えない息子と、息子との信頼関係を築き上げたい父親の二人を描いたハートウォーミングストーリー

近年、飛ぶヘムタイを落とすほどの勢いで活躍する神木隆之介の代表作を(^^)
※『妖怪大戦争』ではない(-_-;)

原作は中島らもの短編小説。映画化に際し、大幅に肉付け脚色され、原作とはだいぶ内容が異なるものとなったが、どちらも名作!

原作の中島らもも劇中、散髪屋役で出演していたが、公開直前に不慮の事故で他界(;o;)
非常に惜しまれる…

舞台は1980年の大阪。(撮影は横浜だが…)

母親を亡くし、プロレスラーの父、下田牛之助(宇梶剛士)の故郷、大阪に引っ越して来た小学生の一雄(神木隆之介)。

彼はプロレスが大嫌いで、父のことも憎んでいたが、牛之助の無謀なチャレンジを知り…

役者名の元は実在の金髪ヒールプロレスラー上田馬之助でしょう(^o^)

後に「熊殺し」の異名を持つ黒人空手家と戦うことになるが、こちらもモデルはウイリー・ウイリアムスという実在の空手家!
この名前を懐かしく思った方はおっさん!

潜水艦映画同様?プロレス映画にはずれなし!と言われるが本作も秀作(;_;)

映画公開当時、県内で1館しか上映がなく、車で片道2時間かけて観に行き号泣(;o;)
笑えて泣いて、大満足の映画でした♪
その後、レンタル、DVDも購入し5回以上観てる…

ストーリーはベタな王道親子ものだが、王道設定の主演二人だけでなく、大阪のコテコテ脇役がものの見事に完璧にマッチし、笑い、悲哀、感動がうまくミックスし絶妙なバランスを保つ(^o^)

宇梶のマイクパフォーマンスに泣きそうになったところへ、じいちゃん役の南方英二がボケ、泣き笑いになったりと(*_*)

南果歩、生瀬、神木の親友役、田中優樹(テツ役)も名演だが、ちょい役までキャラが濃く、中だるみなく最後まで魅せる! 

ただの感動作ではなく、序盤の神木とテツのセリフと行動が最後の伏線にもつながり脚本も見事。

『チャンプ』や『ロッキー』、以前、日曜劇場でやってた重松清の『とんび』が好きな方ならはまるかも(^o^)

個人的には隠れた『ALWAYS 三丁目…』と呼んでもいいくらいの出来かと(゜ロ゜)
80年代の市井描写も○

プロレスの知識は特にいりません(^^)