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裸の町のditaのレビュー・感想・評価

裸の町(1948年製作の映画)
4.0
@シネ・ヌーヴォ ~フィルム・ノワールの世界vol.4~   

刑事モノでセミドキュメンタリーっでノワールってどんなんやろうと思ったら、ちゃんと主演:ニューヨーク・助演:街の人々な刑事モノでなるほどなぁ凄いなぁと。ニューヨークもこんなに格好良く撮ってもらえたら嬉しいやろな。摩天楼の美しさと人々の活気の描き方のバランスが素晴らしかった。

ベテランは頭、新人は足を使った地道な捜査で犯人を追い詰める堅実さ。ベテラン刑事は最初くしゃおじさんみたいやなと思っていたのにどんどん格好良く見えてくる不思議。新人さんは身体張ってて大変そうやった。レスラーは半裸で家具を使った筋トレを欠かさないという私得なキャラクターでありがとう。身体を張ってるといえば、フランクビンタされすぎ問題が面白すぎたので何回しばかれたか数えとけばよかった。あと、Bye nowおばちゃんの面白さはなんですかアレ真似してもいいですか。

どれだけ街が大きくなっても発展しても、人間ひとりひとりは確かにその場所で生きている。離れていても会えなくなっても人は人を忘れないし、街も人を忘れない。それでも夜は明け、街は今日も動き出し、人は踏ん張り生きてゆく。さようならじゃなくて、じゃあまたね。Bye now!
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