2017.03.19(62)
録画・字幕
初
NHK BSプレミアムにて。
ヘンリー8世にまつわる映画は色々見てきたが、トマス・モアを主人公にした作品はこれが初めて。今まであまりトマス・モアについて気にしたことがなかったので、興味深く鑑賞。
スコセッシの「沈黙」と少し重なるなと思いながら見ていた。
カトリックであり優秀な政治家でもあるトマス・モア。当時のイングランドは(というかヘンリー8世は)カトリックからイングランド国教会へと分離したがっていた。ヘンリー8世の結婚離婚の為だけに。
トマス・モアは大変知的な人物で、ヘンリー8世にも頼られていたが、彼の離婚を認めなかった為に失脚させられ、死刑を宣告されてしまう。
トマス・モアは沈黙というワードをよく使っていた。彼の裁判の時にも「沈黙」はキーワードとなっていた。
キリスト教と言っても実に様々な解釈と宗派があって、それが国政にまで影響してくると、信仰とは…と色々考え込んでしまう。日本に生まれて本当に良かった。