なお

鳥のなおのレビュー・感想・評価

(1963年製作の映画)
3.6
パニック映画のアイディアを全てやってしまった映画。

物語は至極単純で、大量発生した「鳥」に襲われるだけです。
でも鳥に無差別に襲われるって、よくよく考えるとリアリティあるし、普通に怖いしで、人間の深層心理をエグるには最高の設定ですよね。うーむ、さすがヒッチコックだ、侮れん。。。
音楽界でいうとビートルズがそれに当たると思うのですが、天才が何でもかんでも見事なアイディア出し尽くしちゃうから、後輩は大変だと思います。


ティッピーヘドレンがヒッチコックにセクハラされてたことを告白したらしいので、後半のティッピーを襲う鳥がヒッチコックに一瞬見えた。(それも演出のためとかだったら、尊敬するわ。キューブリックのシャイニングに似たような裏話あるよね。確か…)


冒頭にヒッチコックがカメオ出演してましたが、その瞬間に父親に、ヒッチコックや!と背中を叩かれて、鳥よりビックリした。
なお

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