romio

鳥のromioのレビュー・感想・評価

(1963年製作の映画)
4.6
最初から鳥がたくさんいて爆笑したが、その後もとにかく面白かった!!
ヒッチコック監督の作品はまだ、サイコとダイヤルMを回せしか見ておらず、その記憶もないため他の作品がどうなのかは分からないが。
この作品に限って言えば、何と言えばいいのか、この独特な雰囲気、緊張感がたまらなく良かった!!
出てくる登場人物の切り取り方が特殊なのか、普通なんだけど全然普通じゃない人しかいない。みんな怪しすぎるだろ笑
そしてそれについてまったく追及しないのがいい。
レストランでの会話なんて、ただ、鳥は危ない、そんなことはない、世界の破滅(爆笑)のやりとりだけだが、癖のある人物達がほんと面白い。
それが、普段目にする鳥の、何考えてんのか分からない感じとうまくマッチする。
あいつらのあの非常な感じ。
鳥だけに、他のホラーとかと違ってそこにいるだけなら別に普通。
ただその鳥にだんだんと恐怖を覚えると、
徐々に鳥の存在感が増してくる。
そしてそれと鳥が集まってくる様子だったりがリンクするという。人の不安感の描写が絶妙。
学校のシーン最高だね!声を出して笑った。

日常でありながら非日常というこの世界観が俺はたまらなく好きだ。
分類としてはパニック映画なのかもしれないけど、俺の中では、世界観味わう映画。
そんなわけでラストも最高。
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