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キューティ・ブロンドのHOHOのレビュー・感想・評価

キューティ・ブロンド(2001年製作の映画)
3.8
幼少期に観たとき、弁護士さんってカッコいいんだなーと思って観ていた。
いま、成長して観てみると、女性を取り巻く環境が如実に表現されていて、痛く共感した。
別に女性だけに言えたことではないが、自分の容姿に関して上か下かと自己評価する要因の1つに、異性からかけられる言葉というものがあるだろう。
冗談でも、ブサイクとか、キモイとか言われてきた子は、なんか容姿に劣等感を持ちがち。逆に、可愛い、綺麗な顔とか小さい頃から言われていると、中の上かな、ぐらいは思うんじゃないかな。
劣等感を抱えて他の分野(例えば勉強)に注力しても、成長したあとにまた容姿で判断される時期がくる。可愛らしさに磨きをかけ美しく成長しても、頭が軽いんだろうと舐めてかかられるときもくる。
要するに、見た目で判断されて、こういう人間だって決めつけられることは、すごく辛いことなのだ。
多分主人公はそれを分かってて、その上でちゃんと人の内面を見て接している。本当に凄いことだと思う。自分がいくら見た目で舐めてかかられても、見返す努力をするし、自分の助けが必要と思ったなら、どんな人にも協力を惜しまない。
だから、みんな彼女を応援したくなっちゃうんだろうな。
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