のくさび

それでも生きる子供たちへののくさびのレビュー・感想・評価

それでも生きる子供たちへ(2005年製作の映画)
3.8
いろんな国のさまざまな環境で生きる子供たちの日常。断片的に切り取られた短編。

「それでも生きる子供たちへ」か。ここに登場するような子供たちは、この映画の存在すら知らずに生涯を終えるんじゃなかろうか。
不憫だ。

クストリッツァの少年の話は荒んだ親の元で育つ劣悪な境遇ながらもいつもの賑やかさで描かれていた。

殆どが底辺の暮らしをしている子供がメインではあるけれどそこまで重くのしかかるものがないせいでラストまで見れたしリアルはこんなものなんだろうと説得力あった。

サンパウロの兄妹のストーリーで向こうにそびえる高層ビル群とバラック小屋のコントラストが印象的だった。

子供には希望と喜びに溢れた生活をしてほしい。
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