にんじんしりしり

就職戦線異状なしのにんじんしりしりのレビュー・感想・評価

就職戦線異状なし(1991年製作の映画)
4.1
父に勧められて。就活中だから響いた。

この期に及んで決められないことに焦る。
やりたかった仕事が決まりそうなのに、深く考えれば考えるほど、そこで働く自分を想像すれば想像するほど、本当に務まるのか向いているのかがわからなくなってくる。
そしてまた就活生活に逃げる。
有名企業だから、見栄えがいいから、給料がそこそこだから、そんな理由で選んでしまいそうになる。この決断次第で人生が左右されると思うと怖くて仕方ない。だから選択肢をできるだけ増やそうとする。最後に選べるのは1つだけなのにね。
大原くんのように清々しい気持ちで3月を迎えられるといいのだけれど。

今作の織田裕二、好きかも。