シュトルム凸映画鑑賞記録用改め

フォー・ウェディングのシュトルム凸映画鑑賞記録用改めのレビュー・感想・評価

フォー・ウェディング(1994年製作の映画)
3.6
勝手邦題「四婚葬祭」

ヒュー・グラント×アンディ・マクダウェル(「恋はデジャ・ヴ」のヒロイン)のラブコメディ。邦題はフォー・ウェディング(単数なのは邦題の不可解なお約束)だが、原題(四つの結婚式と一つのお葬式)から省略されている部分が実は重要。
イギリス人やイギリス映画といえばユーモアですが、結婚式のスピーチでも元彼元カノ話をジョークに仕立てたり、日本人の感覚では相当際どい事を言うのね(笑) そしてお葬式でもジョークで笑わせる。これが泣き笑いという感じになって、何とも温かくて良いんだ。スピーチの彼は仄めかされる程度だが、多分、同性愛者なんだろうね。ただ、彼の想いが友情であれ愛情であれ尊いものであることは間違いない。
ヒュー・グラントは相変わらず、何をやっても許されそうなお得なお人好し顔で、煮え切らない男を演じています。ただ、最後の最後まで引っ張るのはどうなのか。アヒル顔の君だって傷付くよ… 俺なら前日か後日に決断をずらすだろうし、当日にというのは女性に対してあんまりだと思う(苦笑) だから点数は-0.2しておく(笑)
まあその点だけは気に入らないが、ヒュー・グラントの癖のある友人たちや弟妹の恋などもアクセントになって(最初妹だとは思わなかったが)二時間弱、ダレることなく観れました。